第23番札所 薬王寺

    第23番札所 薬王寺

 

 厄落としの寺として知られ、男厄坂42段、女厄坂33段、瑜祇塔(ゆぎとう)までの61段を上ると還暦の厄坂になっている。

 


 それぞれの階段には賽銭を一段一段に置いていき、厄逃れを願う。
 正月三が日には臨時列車が組まれるくらい参拝者で賑わうほどである。
 ここの本尊、薬師如来は火災焼失から逃れ、奥の院の玉厨子山に逃れた。
 その後、伽藍が再建され、新しい薬師如来が安置されると帰ってきて、その後ろ向きに入り、「後ろ向き薬師」と呼ばれている。
 春に訪れると、境内はサクラで埋め尽くされ、桃色の花びらの中に仏様の像が浮かび上がっている。

 



 

 

医王山 薬王寺
(いおうざん やくおうじ)
本尊 薬師如来