第30番札所 善楽寺

      第30番札所 善楽寺

 

 逢坂峠をこえると墓地の斜面に沿って住宅地を抜ける。
 再び県道に出るので、今度は横断して住宅地に入り込んで行く。
 分かりにくい道だが、それと思われる森を目指すと、土佐神社があり、寺らしきものをなかなか見つけることができない。
 左手に駐車場?・・・と思っていたら、そこが善楽寺だった。

 


 この土佐一宮の敷地を借りるような形で、神社の脇の狭い敷地に本殿が建っていた。
 廃仏毀釈で、寺は神社のものとなって、その一部を寺が買い戻したのだろうか。
 本尊の阿弥陀如来は後に建立された安楽寺に移され、30番札所としていたが、昭和4年に大師像を迎えて善楽寺が再興されたため30番札所が2つになり、どちらも札所を主張した。
 そして、平成6年になってようやく30番札所は善楽寺、その奥の院安楽寺と定められた経過がある。

 



 

 

百々山 善楽寺
(どどさん ぜんらくじ)
本尊 阿弥陀如来