第44番札所 大宝寺

        第44番札所 大宝寺

 

 文武天皇の勅願で大宝元年に創建され、その名が付いたそうだ。

 


 寺は高知県へ流れる仁淀川の支流、面河川の上流域にあたり、参道から境内にかけて立派な杉やヒノキが空に向かってそびえている。
 山からの清水の水量は豊富で、水場や宿坊などの水はすべてその清水でまかなわれているようだ。


 そして、この寺にはこんな伝説がある。
 昭和9年に地元の女性に仏様が乗り移り、杉の木の根本を掘り起こして欲しいと、5ヶ月に渡り願い続けたという。
 掘り起こしてみると、地下3mのところに130枚のお経石が敷き詰められ、その下から手のひら大の金仏8体が見つけられたという。

 



 

 

菅生山 大宝寺
(すごうさん だいほうじ)
本尊 十一面観世音菩薩