第59番札所 国分寺

    第59番札所 国分寺

 

 聖武天皇の勅願により全国に建立された国分寺の一つで、741年に建てられた。

 


 開基当時は七堂伽藍が整った豪壮な寺だったが、豪族河野氏が衰退すると藁葺き屋根の小堂ばかりという寂しい姿になった。
 現在はこぢんまりとした境内に、1789年に再建された本堂と大師堂が建っているが、往年の姿は少し離れたところにある東塔の礎石だけだ。
 黒光りしている「薬師の壺」の横には、握手をしながら祈れば願いが一つだけ叶うという握手修行大師像がある。

 



 

 

金光山 国分寺
(きんこうざん こくぶんじ)
本尊 薬師如来