第61番札所 香園寺

    第61番札所 香園寺

 

 香園寺(こうおんじ)は、用明天皇の病気平癒を祈願して聖徳太子が建立した。
 この時、太子の前に現れた翁が大日如来を安置したと伝わる。

 


 また、ある日、弘法大師が寺の前で身重の女性が苦しんでいるのを見かけたので、唐から持ち帰った大日如来像を本尊の胸に納めて栴檀(せんだん)の香を焚き、護摩修法を行うとその女性は無事に男の子を出産した。
 そこで大師は、安産、子育て、身代わり、女人成仏の四誓願と秘法を寺に伝え、この寺を霊場に定めたという。
 コンサートホールと見間違うような大聖堂、お寺に似つかわしくない近代的な鉄筋コンクリート造りだ。
 両端の階段を上がり、2階にある本堂と大師堂をお参りするようになっている。

 



 

 

栴檀山 香園寺
(せんだんさん こうおんじ)
本尊 大日如来