第29番札所 国分寺

      第29番札所 国分寺

 

 仁王門から長い石畳を歩いていくと、柿葺き(こけらぶき)寄棟造りの本堂がある。

 


 土佐日記紀貫之がこの地に4年間滞在した、近くにはその屋敷跡がある。
 大師堂の左手に「酒断ち地蔵」があるが、もとは1つだけ願いを叶えてくれる「ひとこと地蔵」だった。
 弘法大師が生えている楠に爪で刻んだと言われています。
 ある夫人が夫の酒を止めさせて欲しいと願ったら、願いが叶ったという、それ以来、この名で知られるようになった。
 もしかしてこの地蔵、奈良葛城からこの地に流された一言主なのかもしれない。

 



 

 

摩尼山 国分寺
(まにざん こくぶんじ)
本尊 千手観音