第50番札所 繁多寺

    第50番札所 繁多寺

 

 山の麓に建つこのお寺は、地元の人から「畑寺」とよばれている。

 


 その名前から渡来人、秦氏と関連があるのではと思っていたが、違っていたようで、山上にあった奥の院に対し、里の畑の中にある寺という意味のようだ。
 この寺も孝謙天皇の勅願により行基が開いたといわれているが、蒙古来襲の折りに蒙古退散祈願を盛大に行い、衰退していた寺を聞月上人が再興したそうだ。
 またこの地方を治めていた河野水軍の河野氏の出である一遍上人ゆかりの寺でもあり、上人の木像が安置されている。

 



 

 

東山 繁多寺
(ひがしやま はんたじ)
本尊 薬師如来