第11番札所 藤井寺
第11番札所 藤井寺
弘法大師が五色の藤を植えたことからこの寺号になった。
ここの藤棚はノダ藤、レンゲ藤など4月からゴールデンウィークにかけて見所となる。
また、本堂の天井に迫力のある雲龍図が描かれているのだが、暗くてカメラに納められなかった。
そしてこの寺の境内から初めての難所遍路ころがしが始まる。
歩きのお遍路が最後まで歩き通せるかどうかは、この遍路ころがしで試されるところだ。
弘法大師がこの地に訪れたのは42歳の時、三方を山に囲まれた水清き仙境の地、といわれているこの場所(山上八畳岩)で薬師如来を刻んだとある。
この地域の地名に鴨島(かもじま)とか麻植(おえ)とかあるが、確かに鴨氏が好んで居住する地形ではある。
また、麻植というのは麻を植えて機織りをしていたのではないだろうか?
もしかしたら切幡寺の機織り娘との関連があるかもしれない。