第57番札所 栄福寺

    第57番札所 栄福寺

 

 この付近の瀬戸内海で海難事故が多いと聞きおよんだ弘法大師は、府頭山で風波海難の平穏を祈願して護摩供養を行った。

 


 満願の日に海は穏やかになり、まばゆい光とともに海の中から阿弥陀如来が現れた。
 これを本尊として、嵯峨天皇の勅願により建立したという。
 859年には海が荒れてこの地に漂着した大安寺の行教上人が八幡大菩薩を勧請し、境内に勝岡八幡宮を創建にしたが、明治の神仏分離で現在の場所にお寺だけが移された。

 



 

 

府頭山 栄福寺
(ふとうざん えいふくじ)
本尊 阿弥陀如来